七城町の向日葵(熊本県七城町)

熊本県七城町の菊池川の支流
迫間川の川岸にひまわりの畑が
造成されています。
観光用にと町の有志の方が
植えられたそうです。
辺りは水田の広がる田園地帯です。
観光としては、これからのようです。
8月3日撮影
七城町のヒマワリ(熊本県七城町)

ひまわりは太陽に正対するように
花の向きを変えることから
和名では向日葵の漢字が当てられています。
英名では、ずばりSUNFLOWER
ヒマワリは太陽の向きに合わせるといっても
ほとんどは東向きに
花を咲かせているようです。
七城町のひまわり(熊本県七城町)

黄色の鮮やかな花が、夏を象徴として
いろいろなデザインに採用されています。
キク科の植物で暑さに強く丈夫に育つので
田舎の庭先では、よく見かけます。
ここの七城町の向日葵は大ぶりの種で
2メートル以上の高さに成長しています。
したがって、畑の中に入るよりも
堤防から見下ろす方が、よろしいようです。
菊池神社の鳥居(熊本県菊池市)

七城町の東隣りは菊池市です。
菊池市街を見下ろす位置に
後醍醐天皇の倒幕活動で活躍した
菊池武時・武重・武光の三柱を
祭神とする菊池神社があります。
一の鳥居は市街地に面しており
参道を進み階段を上り詰めたところに
境内があります。
菊池神社(熊本県菊池市)

菊池武時・武重親子は
九州探題を攻略する際に討ち死にしました。
武光は後醍醐天皇の建武の新政において
九州に派遣された懐良親王に仕え
少弐氏・大友氏と対峙しました。
南朝側の地方豪族の武将として楠木正成と
同じような存在として語られています。
菊池武時出陣図(菊池神社)

本殿に掲げられている武時出陣図です。
菊池武時は九州探題を攻めた際に
現在の福岡市早良区七隈で
敗走中戦死しています。
七隈にも菊池神社があります。
南朝側の勇猛な武将として
太平洋戦争において利用されたのも事実です。
しかし、太平洋戦争を知るにあたって
菊池神社の資料館は、とても参考になる
ところですので、お勧めします。
鞠智城の鼓楼と米倉(熊本県菊鹿町)

七城町北側の菊鹿町の山中に
飛鳥時代の鞠智城(きくちじょう)遺構を
もとに当時の建物を復元した
遺跡公園が忽然と現れます。
鼓楼は通信に太鼓を使用していた
からだそうです。
奥に見えるのは米倉です。
鞠智城の板倉(熊本県菊鹿町)

鞠智城(きくちじょう)は飛鳥時代の
白村江の戦いに敗れた大和朝廷が
防人の要所、太宰府の後方支援基地として
造られた山城であったようです。
板倉とは武器の倉庫のことです。
兵站基地としての機能を備えています。
鞠智城の兵舎(熊本県菊鹿町)

兵舎を復元したものです。
大和朝廷は白村江の戦いに敗れたあと
唐と新羅の遠征を真剣に恐れていたようです。
大野城市・太宰府市に跨り残っている
水城防塁跡を築き太宰府を守ろうと
考えました。
鞠智城の遺構(熊本県菊鹿町)

遺跡が発掘された遺構の様子を
再現しています。
辺りは起伏のある地形ですが
この一帯は台地上になっています。
築城の際に切り開いたとすると
かなりの大規模な土木工事であったことが
想像されます。
正面の山は八方ヶ岳です。
環境共生型緑地のヒマワリ(大牟田市)

福岡県大牟田市健老町にある
有明海埋立地の造成地には一面に
ヒマワリが植えてあり見事に咲いています。
この一帯は三池炭鉱で排出された土石を
ダンプカーで運んできて出来上がった
埋立地であり、不燃物廃棄物が一時
捨てられていたところでもあります。
ここは、大牟田エコタウン事業において
市民憩いの場・環境学習の場
自然観察の場としてさらに整備されるそうです。
環境共生型緑地の向日葵(大牟田市)

有明海の対岸に見える雲仙の山々を
背景に撮影しました。
一番高いところが平成新山(普賢岳)です。
私が小学生のころ、時々この埋立地に
遊びに来ていました。
今もその名残がありますが
狭軌の鉄道が敷かれてありました。
変な形をした電気機関車が
小さなトロッコみたいな貨車を引いて
唐船の三井精錬所まで走っていました。
環境共生型緑地のひまわり(大牟田市)

ここのヒマワリは全部東向きに花を
咲かせています。
したがって、この角度は西側になります。
佐賀県と長崎県との県境にある
多良岳・経ヶ岳が背景に見えています。
埋立地の向こうには、有明海に浮かぶ
三池炭鉱の人口島初島が目前に見えます。
小学生のころ、ここへ来ると、釣りをする人が
たくさんいましたが、今はあまり見かけません。
海岸では釣れなくなったのでしょう。
環境共生型緑地のヒマワリ(大牟田市)

この角度で見る風景と大牟田の問題
造成前の風景を見比べてください。
赤土が運ばれて造成してあるのが
分かります。
雑草が生える前は石ころと不燃物のゴミが
この埋立地の風景でした。
このひまわりの種を使用して油を精製する
計画になっているそうです。
まずは、大牟田エコタウン事業の
イメージアップを図ったところでしょう。
大牟田RDF発電所(福岡県大牟田市)

環境共生型緑地は大牟田エコタウン事業の
中心事業であるRDF発電所とRDF化施設の
隣りに造成されています。
大牟田市の目指すまちづくりとして
資源循環型システムの形成を挙げています。
もっとも、不燃物廃棄物の処理や
現在、空き地ではありますが企業誘致の
資源化施設の目的は資源循環型の
所謂マテリアル・リサイクルではあります。
大牟田RDF発電所(福岡県大牟田市)

しかし、RDF発電とは家庭ごみを乾燥し
RDF化し、それを燃焼し発電する
所謂サーマル・リサイクルであります。
したがって、リサイクルの言葉は付きますが
その方法と本質は全く異なるものです。
大量生産・大量消費・大量廃棄の構造を
変えなければ、ごみ問題は解決できません。
RDF発電所事業の最も大きな問題点は
発電の燃料を確保するために家庭ごみを多く
出すことを奨励しているかの如き構造にあります。
大牟田RDF発電所(福岡県大牟田市)
RDF発電事業は第三セクターの
大牟田リサイクル発電株式会社が行います。
RDFは家庭ごみを原料としますので
カロリーを高めるためにプラスチックを
混入しているところもあるとか
また、RDFを効率よく燃焼するために
重油を使用したり、RDF化施設においても
乾燥工程などにおいて重油が使用される
ケースがあるなど、他のHPで紹介しています。
地球温暖化問題など燃焼が主体であるため
矛盾する問題も抱えているようです。
中核的支援施設(福岡県大牟田市)

通称「エコサンクセンター」は
財団法人大牟田市地域活性化センターが
運営するRDF発電所をはじめとする
大牟田エコタウン事業における
市民交流・学習センターです。
施設内は常設展示ホールや
研修ホールが整備されているそうです。
新開クリーンセンター(大牟田市)
RDF発電所が本稼動となれば
使命を終えるゴミ焼却・処理施設です。
RDF発電所のすぐ目の前にあります。