福岡県では、本拠地が大牟田市であっただけに熊本県に次いで多く確認しています。
掲出された当時は最も掲出数があったはずですが、やはり郊外の市街地開発と家屋の立て替えのため
現存数が少なくなっています。
今のところ南部の筑後地方しか確認できていません。
なお福岡県と熊本県で見られる、だるまわた看板以外の写真集として様々な看板をご用意しております。そちらもご覧ください。
3号看板 JR鹿児島本線久留米駅近くにあります。 JR久留米駅近くにはゴム靴の月星化成と アサヒシューズの工場があります。 ゴム靴は久留米市の主要な産業であります。 アサヒシューズはご存知のように再建中です。 靴の製造は縫製工程の占める重要性が高く 福岡県内や熊本県北には、下請け工場がたくさん あります。しかしながらアサヒの倒産により 少なからずの下請け工場が廃業や縮小となりました。 ふとん製造も縫製工程の重要性の高い業界ですので 他人ごとでは無い問題であります。 熊本駅南側にも月星さんの工場がありますね。 撮影地:福岡県久留米市梅満町 |
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4号看板 JR鹿児島本線から見える看板です。 走っている車両からは分らなかったのですが だるまさんの顔に牛のような角がいたずらで 描かれています。 「ちからわた」さんの看板は久留米市周辺でしか 確認していません。私が知っているのは5ヶ所です。 象さんのデザインに愛嬌がありますね。 撮影地:福岡県久留米市荒木 |
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4号看板 同業の「みつる」さんの工場の近くにあります。 「かめおわた」さんの看板も貼ってあります。 この近辺で「みつるわた」看板を見たような 気がするのですが、まだ確認していません。 筑後地方には綿屋が数社ありますので 全国でも有数の、わた看板の集積地と言えるでしょう。 福岡県吉井町に竜宮さんの会社がありますので どこかに「竜宮わた」看板が残っていませんかね。 撮影地:福岡県大木町侍島 |
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1号看板 立花町上辺春の国道3号線沿いにあります。 熊本県との県境の小栗峠から少し下ったところに なります。 玉名市伊倉の1号看板と同じ表情をしています。 国道3号線から川を隔てた約100メートルくらいの ところに貼ってあります。 今のところ福岡県での1号看板は5枚確認しています。 看板のある風景へ |
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4号看板 久留米市五郎丸にあります。 前には西鉄甘木線五郎丸駅があります。 ’はごろもわた’さんの看板も貼られています。 隣り町の北野町には、町名の由来になっている 天満宮があります。 同じ福岡県には、有名な大宰府天満宮がありますが こちらの北野天満宮も、大きな神社です。 看板のある風景へ 製綿業界他社の看板へ |
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4号看板 広川町吉常の県道立花〜久留米線にあります。 看板の左下に38.3と筆で書かれています。 昭和38年3月製作の看板で おそらく、看板描きの最後の頃だったんでしょう。 記念に書かれたのではないかと思われます。 看板を製作したのは昭和28年ころから 約10年間くらいだったそうです。 ’かめおわた’さんは福岡県田主丸町に 会社があります。 看板のある風景へ 製綿業界他社の看板へ |
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4号看板 西鉄東甘木駅にあります。 東甘木駅は甘木山公園の入り口にあります。 また大牟田北高校と誠修高校(旧不知火女子高校)の 通学駅でもあります。 ’平和台饅頭’の看板もありますね。 看板のある風景へ |
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3号看板 西鉄江の浦駅の近くにあります。 青色の文字看板です。 高田町江の浦には’マルヱ醤油’さんの会社があります。 味噌、醤油は地域の老舗メーカーが各地にあります。 ほとんどの会社が看板を掲出されていますので 看板マニアにとってはカテゴリーのひとつに なっています。 ’ムヒ’は、ご存知の虫刺されのかゆみ止め薬ですね。 看板のある風景へ |
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4号看板 西鉄開駅にあります。 ’カクイわた’さんの大判ねんねこ看板もあります。 この家は自転車やバイクの駐輪場になっています。 おそらく月極めで経営されていると思われます。 看板のある風景へ |
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4号看板 夜須町中牟田の国道386号線にあります。 ちょうど西鉄バスのバス停が前にあります。 ご覧のように理容店をされています。 この国道386号線では3ヶ所、確認しています。 看板のある風景へ |
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4号看板 三橋町白鳥の国道443号線にあります。 瀬高〜柳川間の国道443号線には 4ヶ所にだるまわた看板が残っています。 今でも昔からの家屋が残っているということは 道路の幅が変わっていないということになります。 看板のある風景へ |
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3号看板 瀬高町五拾丁の国道443号線にあります。 三橋町との町境になります。 下の画像の看板と違って、こちらは琺瑯加工が されています。 琺瑯加工がされている文字看板は だいだい色をしています。 看板のある風景へ |
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3号看板 瀬高町上庄の国道443号線にあります。 琺瑯加工はされていませんが、色落ちが少なく 良好な状態で残っています。 県立山門高校の近くにあります。 水産堂さんは柳川市に会社があります。 貝柱と海茸の粕漬けです。 また、大牟田には同じく粕漬の’四ッ山漬’があります。 九州英数学館は福岡市にある予備校です。 斜め前にある水城学園とともに親不孝通りの 由来になった福岡の老舗の予備校です。 看板のある風景へ |
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3号看板 山川町川原内の国道443号線にあります。 筑後市尾島の青い文字看板と同じく 琺瑯加工がされています。 三橋町中山の藤を撮影するかたわら発見しました。 藤の花は初夏の代表的な花ですが 今年は開花が早くて4月中旬に咲き始めています。 しかし、老木の藤は庭に植えてある小さな藤にくらべ 開花が遅れます。 看板のある風景へ 名所の花へ |
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4号看板 立花町吹春の国道3号線にあります。 撮影していたら、この家のご主人が出てきて ’もう50年は経つよ’と言っておられました。 年齢は80歳くらいのとても元気な方で 颯爽と軽トラに乗って農作業に出かけて行かれました。 時代を感じさせるもので、まだ若かりし頃から だるまわた看板とお付き合いしていただいています。 ’ありがとうございます。’と、しっかりお礼を 言っておきました。 看板のある風景へ 製綿業界他社の看板へ |
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4号看板 八女市長野の県道八女〜星野線にあります。 八女市長野には3号看板があったという情報を 弊社の運転手が言っていましたが それは残念ながら、もう現存しておりませんでした。 八女市の長野地区は昔からの家が たくさん残っているところです。 看板のある風景へ |
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4号看板 3号看板 黒木町北木屋の国道442号線にあります。 黒木町は国の天然記念物に指定してある大藤が 観光の目玉になっています。 ’不ニよ志わた’さんは八女市にある小売店です。 |
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4号看板 久留米市常持の国道210号線にあります。 国道210号線は久留米から大分にいたる九州の 横断国道の一つです。 久留米〜日田間の調査をしましたが 昔からの家屋がたくさん残っており だるまわた看板だけで4ヶ所確認しました。 吉井町の白壁の町並は看板こそ貼っては ありませんが、歴史を感じさせるところです。 看板のある風景へ |
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3号看板 久留米市常持の国道210号線にあります。 上の画像の看板のすぐ近くにあります。 珍しい縦文字タイプの3号看板です。 しかし、錆びがひどく琺瑯看板との耐久性の差が 歴然とわかる次第です。 看板のある風景へ 製綿業界他社の看板へ |
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4号看板 浮羽町東隈上の国道210号線にあります。 浮羽町は果樹の栽培が盛んなところです。 梨・ぶどう・みかんなどいろんな種類の果樹園が 耳納連山の北側斜面に広がっています。 撮影した時には、ちょうど梨の花が一面に 咲いていました。 看板のある風景へ |
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4号看板 甘木市十文字の国道386号線にあります。 だるまさんの顔に疱瘡のような 黒い点点があります。 だるまさんは周知のように インドの達磨大師なのですが 目を見開いているのは 全てを見通す眼力を持つためと 疱瘡などの病気から身を守るためだそうです。 でも、十文字のだるまさんは疱瘡に 冒されています。 看板のある風景へ |
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3号看板 田主丸町殖木の国道210号線にあります。 看板を掲出したあとで 壁の塗り替えがしてあります。 金鳥の看板に黒い汁の流れたあとが 残っています。 左下の茶色の看板は水城学園の看板です。 福岡の有名な’親不幸通り’の由来の予備校です。 看板のある風景へ |
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4号看板 甘木市相窪の国道386号線にあります。 マルフクの看板はとてもお行儀が悪くて困ります。 WANTEDの中でも’おたふくわた’さんの看板が 被害に遭っています。 なんとかならないものでしょうかね。 |
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4号看板 西鉄大牟田線犬塚駅にあります。 犬塚のだるまさんは熊本市薬園町のだるまさんと 同じ顔つきですので 同じ時期の製作と思われます。 看板のある風景へ |
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4号看板 西鉄大牟田線大善寺〜安武間にあります。 線路がカーブして、ちょうど県道久留米〜柳川線に 並んでいるところにありますので 道路からも看板が見えます。 線路と県道を挟んで古墳公園があります。 御塚、権現塚古墳の円墳があり、 現地の説明文によれば、権現塚古墳は 九州では西都原古墳に次ぐ2番目の大きさの 円墳であるそうです。 看板のある風景へ |
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3号看板 西鉄大牟田線試験場前駅近くにあります。 九州の製綿メーカーが4社揃いました。 ’ちからわた’さんは久留米市に会社があります。 撮影地の試験場前駅も久留米市になりますので 地元ということになります。 ’ひきのつよい’のネーミングが象さんの背中に 乗っています。 インド綿は、ひきの強いわたで 敷ふとん用に最適です。 製綿業界他社の看板へ |
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4号看板 西鉄大牟田線柳川〜矢加部間にあります。 手書きですので顔の表情が少しづつ 違っているのがわかります。 看板のある風景へ |
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3号看板 三潴町新茶屋の県道久留米〜柳川線にあります。 琺瑯加工がされていない青色の文字看板です。 画像右側の壁に’カクイわた’の大きな看板が あります。 県道久留米〜柳川線には’カクイわた’の大きな ねんねこ看板が至るところにあります。 ’カクイわた’ファンの方は一度走ってみる価値は 大いにあります。 製綿業界他社の看板へ |
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1号看板 一番大きなサイズの看板です。 西鉄大牟田線倉永〜東甘木間にあります。 農機具の倉庫の裏側で手前に写っているのは みかんです。 |
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1号看板 大牟田市宮部にあります。 すぐ近くに小嶋ふとん店さんがあります。 1号看板は1.8mの正方形ですので 目の前でみると、とても大きく感じます。 宮部のだるまさんは澄んだ目をされていますね。 看板のある風景へ |
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1号看板 大牟田市橘にあります。 1号看板は3枚大牟田市に現存しています。 宮部のだるまさんが比較的良好に残っていますが 橘のだるまさんは南向きの壁に掲出してあるため かなり色褪せています。 すぐ隣りに株式会社ヤマサキさんの 本社があります。 築炉事業では日本のトップクラスです。 看板のある風景へ |
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1号看板 三橋町下百丁の国道442号線にあります。 すぐ近くに西鉄柳川駅があります。 ’カクイわた’さんの大判ねんねこ看板と並んで 残っています。 ほとんど全体が錆びてしまい、もはや壁に 同化してしまいました。 大判ねんねこ看板は琺瑯加工されていませんが 錆びがほとんどきていないのは特殊な塗料を 使用してあるからでしょうか。 この大判ねんねこ看板は筑後一円では いたるところで遭遇できます。 |
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4号看板 大牟田市草木にあります。 よく通る道なんですが、こんなところにあったとは 知りませんでした。 看板なのになんと!家と家との間の壁面に 貼ってあるので、車に乗っていては 絶対に見えません。 おそらく貼った後で隣の家が 建てられたのでしょう。 しかも、だるまさんが板に挟まれていて かわいそうです。 |
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3号看板 筑後市尾島の国道209号線にあります。 だるまわた看板は琺瑯加工されていないと 説明していますが、昭和30年ころ福岡市の看板屋に 発注したものは琺瑯加工がされています。 ただし2号と3号の文字のみ看板だけです。 看板のある風景へ |
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3号看板 筑後市尾島には3号看板が2ヶ所あります。 しかし、文字の書体が違っているのが はっきりとわかります。 どちらの書体が見栄えがよいか 好みの分かれるところですが この書体の看板の数は おそらく少ないと思われます。 看板のある風景へ |
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4号看板 瀬高町井手ノ上の国道209号線にあります。 ほとんど錆びておらず 原形をとどめています。 看板が貼られたあとに右側の玄関が 造られたようです。 3号看板は玄関に隠れてしまいました。 |
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4号看板 上陽町北川内の県道八女〜星野線にあります。 TOPページのだるまさんの目には 黒い斑点がありますが (けして血走っているのではありません) 上陽町にあるだるまさんも 同じように黒い斑点があります。 なぜ斑点があるのかは 今後の調査の課題ですか? 看板のある風景へ |
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4号看板 高田町飯江の県道94号線にあります。 時代の流れとでもいうのでしょうか。 看板を掲出していた当時には ブロック塀はまだ登場していませんでした。 ダルマックス本社の旧工場跡地の壁は 当時のレンガ塀が残っており ブロック塀が登場したのはだいぶあとだと思います。 絵の具合は比較的良好ですが 残念ながら半分しか見えません。 |
今後の予定
飯塚市・嘉穂郡・田川市・田川郡方面の調査をします。
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